2024/3/21(祝)に放送されたラジオNIKKEI「Short Trip From Japn」に台湾PRESSのMarieがゲスト出演し、九份の魅力をたっぷり紹介!
アナウンサーの山根大明さん、トラベルライターの松田朋子さんと一緒に、
私(Marie)は台湾パートの担当として番組に出演してきました。
今回のテーマは言わずと知れた台湾の観光地の一つ、「九份」
番組でお話した「九份」のあれこれをまとめてご紹介したいと思います!
「九份」ってどんなところ?
千と千尋の神隠しの舞台になった!?
山根さん「九份というと千と千尋の神隠しのヒントになったと言われているあの場所ですよね?」
Marie「そうですね、宮崎監督はオフィシャルには違うとおっしゃっていますが、実際行ってみると❝これはもうそのままじゃない?❞と思うくらい、あの世界観が広がっています。赤い提灯とか、あの雰囲気はまさにジブリの世界だなって思う方が多いと思います。」
山根さん「食べちゃって豚になってしまういうシーンもありますが」
Marie「まさにあの食べ物(肉圓/バーワン)もあります!」
やっぱり千と千尋の神隠しを思い浮かべる方は多いですよね。
赤い提灯が灯るこの世界観に引き込まれること間違いないと思います!
場所はどの辺り?
山根さん「はじめて台湾に行く方は、台北に行く方が多いと思いますが、台北から九份に行くには時間的にはどのくらいかかりますか?」
Marie「電車で40分くらいです。日帰りで行ける距離です。はじめて台湾行かれる方は、ツアーで行く方も多いと思いますが、ツアーに元々盛り込まれていることも多いですね。」
山根さん「そういう観光ツアーのパックみたいなものでも行けるということですね。」
Marie「そうですね。そういったツアーでも行けますし、ご自身で電車や、バスを使っても行けます。日帰りで昼行って夕方帰るというのも可能ですし、その短時間でも楽しめちゃう場所です。」
昼の顔、夜の顔
Marie「昼の印象と、夜の印象がちがうので、そこは見どころです。夕方や夜の印象がやっぱりジブリ感もあって、とってもノスタルジックで素敵です。山間の町ですが、下を見下ろすと海が見え、夕日も綺麗です。とにかく景色がいいです。」
松田さん「本当にそうですね。こないだ泊ってしまおうと思いましたから。」
Marie「泊まった方がお得だなと思うのは、ピークの時間だと人が多くて、景色写真を撮るのが難しいこともあるので、泊まってしまえば、誰もいない九份の町を独り占めできちゃうというところですね。そういう意味でも一泊泊まってみるというのはおすすめです。」
山根さん「やっぱり台北に泊まっていて、九份には観光で行くという方が多いんですか?」
Marie「そうですね台北に泊まって日帰りで行く方が多いと思いますが、もう何度も行かれている方は、一回泊まってみて、夜の雰囲気や朝の雰囲気を楽しむのもいいんじゃないかなと思います。」
見どころスポット
黄金博物館
Marie「もともと九份って金鉱の街だったんですよ。ゴールドラッシュですごく栄えてああいう街になったので、その歴史の分かる博物館があるんです。九份のさらに上のほうにありますが、頑張って歩いてもいけるけど、タクシーやバスで5分くらいかな。その黄金博物館に行ってみるのはおすすめです。」
山根さん「そういう歴史に触れられる場所があるんですね?」
Marie「日本人が元々暮らしていた住居が残っていたりします。日本人が当時、この金鉱にものすごく投資をして頑張って作った街でもあるので、そういう日本と台湾の繋がりも分かると思います。あと、博物館には世界で二番目に大きいという220㎏の金塊もあって、それに触ることもできるんです!砂金取りもできるし、そういうアクティビティもあります。」
黄金博物館
住所:新北市瑞芳区金瓜石金光路8号
営業時間: 月~金9:30~17:00、土・日・祝日9:30~18:00
休業日:毎月第一月曜日(祝日に当たる場合は開館)、旧暦の大晦日及び元旦、選挙の投票日
クレジットカード:使用不可
日本語 :可
料金: 入館料:80元
※体験活動別途(本山五坑坑道体験50元/砂金採り体験100元)
ホームページ: http://www.gep.ntpc.gov.tw/
茶藝館や街の雰囲気
山根さん「台湾の歴史なども踏まえながら観光できるのはいいですね。そういう歴史の背景含めても、台湾は親日の方が多いと思いますから、初めて海外が台湾というのも行きやすい場所ですよね。」
Marie「そうですね、なんだか懐かしい感じがします。昭和の日本ぽさもあるし。台湾の人も九份に観光に行く方多くて、台湾の人達も昔の台湾を感じにいくような感じです。私たちが浅草観光に行くようなイメージだと思います。景色が見えるお店が多いですが、松田さんも景色のいいお茶屋さん行かれましたか?」
松田さん「阿妹茶樓(あめちゃろう)に行きました。」
Marie「阿妹茶樓は本当に千と千尋ぽさがあるんですよね。お面が並んで飾られたりして、まるでカオナシみたいなんですよね。日本の観光客の方もこちらのお店に行かれる方は多いと思います。」
山根さん「そういう雰囲気のお店が並んでるんですね?」
松田さん「並んでいるというより、坂なんですよ。」
Marie「そうそう、坂や長い階段多いのでサンダルとか気を付けてフラットシューズで行った方が安心です。とにかく人がいっぱいで、ぎゅうぎゅうの階段を上っていく感じです。」
山根さん「だからこそさきほど泊まるのがおすすめという話があったんですね。泊まる場所はあるんですか?」
Marie「はい、いくつもあります。日本人が経営しているプチホテルもあったりして、日本風のお部屋もあったりと、気軽に泊まれると思いますよ。」
山根さん「九份で宿探し大変といったようなことはなく、普通に泊まれるんですね。」
Marie「そうですね、台北と同じくらいの金額のイメージを持っていれば大丈夫です。」
松田さん「そういう時はスーツケースじゃなくてリュックがいいですね。」
Marie「たしかに、あの階段をスーツケースは大変ですね!」
山根さん「そんなに急なんですね!?何段か続いている感じなんですか?」
Marie「あれは、何百段とあるんじゃないかな!?長い階段もあります。そこを上っていって皆さん写真を撮ってますね。よく見る赤い提灯がある景色の所なんですけど。」
山本さん「一生懸命上って上って、上り切った先に綺麗な景色が待ってるんですね。」
日本統治時代の映画館「昇平戯院」
山根さん「松田さんは、九份のなかでのおすすめありますか?」
松田さん「映画館みたいなのがあって、映画見たわけじゃないんですけどそこの雰囲気がレトロで好きなんです。」
Marie「実はその映画館すごい有名で、北台湾で初めてできた映画館なんです。当時日本統治時代、街がゴールドラッシュで栄えてて、台湾人の友人曰く歌舞伎町みたいな感じ、まさに繁華街だったそうなんです。」
山根さん「そのくらい賑わってたんですねー。」
Marie「そうですね、だからこそ台北より早く九份に映画館ができるくらい栄えた街だったんでしょうね。」
山根さん「その名残が当時から残っているんですね?」
Marie「そうですね、松田さんが行かれたのもそちらの映画館だと思います。今は休憩所みたいになっていて、見学することができます。無料で入って座って休憩しながら、みなさん写真撮ったりしてますね。」
山根さん「ちょっと日本の昔の感じもありながら、ノスタルジーも感じながら、普段都会に住んで慌ただしく過ごしている生活を少し忘れて、心を落ち着かせてくれるようなスポットかもしれないですね。」
昇平戯院
住所:新北市瑞芳区九份軽便路137号
営業時間:9:30~17:00(土日~18:00)
休業日:第一月曜日
入場料: 入館料無料
※体験活動別途(本山五坑坑道体験50元/砂金採り体験100元)
ホームページ: http://www.gep.ntpc.gov.tw/
九份のグルメについて
Marie「商店街で食べ歩きができるようになっているんです。食べ歩きはやっぱり観光の大きな楽しみの一つだと思います。有名なのが芋圓というお芋の団子が入っているスイーツですね。あとは草餅。日本の草餅に似てるんですけど、中に干し大根と干しエビが入った草餅があります。それが昔おばあちゃんが作ってくれたような味というので台湾の方にも人気なんです。日本の観光客の方にももちろん人気なんですが、いつも並んでますね。見た目はまさに日本の草餅です。」
▶写真をみてもらう
山根さん「おお!見た目はよくある手のひらサイズの日本の草餅ですね。」
Marie「日本の草餅のような中身があんこのものなどもあるんですけど、一番人気はやっぱり、干し大根と干しエビが入ってるものです。」
山根さん「干し大根も結構大胆に入ってますね!餅の中に練りこんだとかじゃなくて、餅の生地にどんっと大根のせましたってイメージなボリュームですね。」
Marie「皮薄め中身ぎっしり!なイメージですかね。あとは、よく夜市にもあるんですけど、クレープアイスも有名です。」
山根さん「おいしそうですね!」
Marie「これタロイモのアイスで、上にかかっている茶色い粉みたいなのがピーナツです。ピーナツと飴を固めたものをカンナで削ったものをかけるんです。そこにパクチーものせて、クレープを巻いて食べます。」
山根さん「見た目だとスイーツにみえないですが、スイーツなんですね。」
Marie「パクチー苦手な方も意外と合うのでよかったら試してみてくださいね。」
山根さん「見た目だとわからないけど食べてみたらおいしいといった感じありますよね。」
Marie「なんとなく懐かしい味だったりするんですよね。このお芋のスイーツとかまさにです。」
山根さん「たしかに、今カップに入っているお芋のスイーツは、おばあちゃんが作ってくれそうな懐かしい味の感じがしますね。」
Marie「優しい甘さのスイーツですね。お芋はサツマイモの味なので、日本の方も食べやすいと思います。こういったスイーツを食べ歩きするのも九份の楽しみですね。」
山根さん「スイーツ以外には、海産物やシーフードもありますか?」
Marie「海も近いので、あるにはありますし、昔ながらの台湾料理のお店もあります。コース料理みたいなものあったり、景色を見れるお店でゆっくりコース料理を楽しむのもいいですね。」
まとめ
山根さん「九份だけでも丸一日、二日と楽しめちゃいそうですね。」
Marie「そうですね、泊まる方は、山登りとかお好きな方はハイキングコースに行くのもいいですね。あとは九份からランタンを打ち上げられることでも人気の十份へのアクセスもいいので、まとめて行くのもおすすめです。基隆という港町にも行きやすいので、一日泊まって次の日違う観光地に行くのにも便利だと思います。」
山根さん「開始30分でいきなり台湾・九份に行った気分になれましたね。台北からも一時間かからないくらいのアクセスの良さ、景色もよくて、海側を見下ろす風景もものすごくよくて、金も触れて!風情も味わえて、どこか昔なつかしいような食べ物も味わえて、というのが九份ですかね。最後にMarieさんいかがですか?
Marie「一回とにかく行ってみてほしいですね。写真で見る以上にすてきなところなので、絶対にまず一回は行くべき台湾の観光スポットの一つだと思います!」
あっという間の30分の台湾・九份旅行。
実際に放送中リスナーの方からも、行った気分で聞いてるよなんてメッセージも頂きながら
楽しく九份の魅力をお話させていただきました。
生放送ということもあり、まだまだ話したいこと沢山あったのですが(笑)
それはまた別の機会でぜひ♪
今後は、Podcastでも台湾についてのあれこれを発信していく予定ですので、
ぜひ楽しみにしていてくださいねー!